祟り神(たたりがみ)は、荒御霊であり畏怖され忌避されるものであるが、手厚く祀りあげることで強力な守護神となると信仰される神々である。

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恩恵をうけるも災厄がふりかかるも信仰次第とされる。すなわち御霊信仰である。その性質から、総じて信仰は手厚く大きなものとなる傾向があり、創建された分社も数多い。

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辻神は魔物、妖怪です。
この神様も怖い神様で、人々に災いをもたらします。

辻の向かいに家を建ててしまうと、その一家は常に病に見舞われると恐れられていたそうです。他にも夜刀神(ヤトノカミ)という祟り神がいて、これを見た一族は滅ぶと言われています。

何とも恐ろしい神様です。
怖いモノを祭ることで、自分たちを災いから守ってもらおうという意味があるのです。
 
火の神様は火を操る力を持ち、商売の神様は仕事運を左右します。
だから災いをもたらす祟り神は、災いを操る力を持っているということになります。
祟り神を祭り、そして崇めることで、災いを遠ざけてもらおうというわけです。
 
怖いものは敵に回すのではなく、味方にしてしまう。
 
何とも理に適ったやり方です。
普通は悪いものは悪いものと、悪魔や魔王として切り捨てられそうなものですが、そうしない辺りが面白いですね。
 
運は大きく分けて二種類あって、幸運と悪運に分かれます。
金運や恋愛運を願うのは、幸運を求めていることになります。
道端で拾った宝くじが当たったら、これは紛れもない幸運ですよね。

だけど道端でトラックに撥ねられて、奇跡的に無傷で済んだ。これは悪運です。家が燃えたのに火傷をしなかったり、谷底に落ちたのにかすり傷で済んだり。これもまた悪運でしょう。
 
悪運とは決して悪い運のことじゃなくて、災いに見舞われた時に、無事に助かる運のことを言います。幸運と悪運どちらがいいか?私は悪運が強い方がいいと思っています。
 
幸運とは幸せを掴む運のことです。
生きてさえいれな、どんな幸せを掴む可能性もゼロではありません。
道端で一等の宝くじを拾わなくても、自分が頑張って三億円を手にする可能性はゼロではないのです。

だけど災いだけはどうしようもありません。

いくらお金を持とうと、いくら理想の恋人に巡り合おうと、事故や病気に見舞われて死んでしまったら、そこでお終いです。
悪運が強いなら、その災いから逃れることが出来ます。
 
幸せは自分で掴めても、振りかかる災いは避けることが出来ません。
 
信号無視の車に撥ねられる、変質者に刺される、新種のウィルスに感染してしまう。ありとあらゆる不幸が、常に人間の傍にはあると思っています。

それらを遠ざけ、仮に巻き込まれても生き延びられる運、それが悪運です。
人の手でどうしようも出来ないことを避けてくれる、最強の運です。

そう考えると、最も御利益のある神様って、祟り神かもしれません。
 
災いを司る神様だからこそ、どんなに悪い状況でも生き延びる力を授けてくれます。

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