呪詛と呪術は同一視されがちですが、根本的に違います。
呪詛は自分で呪いを掛ける相手にも被害がでますが、自分にも返ってきます。

呪術とは、人の力では解決出来無い事を、神仏の力を借りて解決に導くものです。



呪詛は、掛ける者も依頼した者にもカルマは増加します。

依頼する者が居るから受ける者がいて、受ける者が居るから依頼するのです。
この世の中はそんな仕組みです。


護摩祈祷は人を呪う呪法

呪詛は三角護摩壇
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密教の祈願や加持を行う目的は神仏に祈願し、悪人にこれ以上罪を犯させないためにこの世から抹殺すると言う意味があります。


三角護摩壇修法で悪神を呼び術者が祈願します。
非人間的な奴には悪神の力で破滅に導くという現在社会でも活用されている呪法です。

 

古代インドの行者が行っていた呪法を仏教(インド後期密教)に取り込んだようです。

三角護摩壇で呪法を唱え、地獄界から悪神を呼び出し祈願を託します。

呪法の密教経典、秘密集会タントラの第十三章の呪法と第十五章は呪殺法です。

 

不動明王の像の前に三角護摩壇を築き、護摩木を焚きながら呪法を唱える。

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調伏法…
怨敵からの災難打破や自己・他人の煩悩を打破ります。
降伏法、破壊法、折伏法とも云います。


密教調伏法は、己や他人の煩悩を打ち消すものでもあり、憑きものを除去したり防護したりする
「九字」は護身第一のものですが、邪な敵から身を守りつつそれを退散せしめ、成敗するという意味では、調伏のものでもあります。


密教調伏法の基本は護摩手法で、忿怒な面相の不動明王を崇拝の対象とする「五壇法」というのがその代表です。調伏法は障害もあるので現在行う人は少なくなっています。 


金縛法

不動明王金縛秘法で、呪いにより金縛りにし,悪夢に襲われ,幻聴,幻覚で精神が冒されます

 

太元帥御修法
太元帥明王を本尊に行う敵調伏の最大の秘法



野狐放ち法
狐憑きに陥った人間から狐の霊を解き放つ除霊法



大黒天法
七福神の一人の大黒天を修する法。財を招き福を呼ぶとされる修法です



歓喜天秘法
歓喜天すなわち聖天を本尊とする供養法です。七代の運を一代で使い切るという秘法



悪人調伏の法
悪人を呪詛する法です.原因不明の病気や災難が次々と襲い掛かります.



大黒天一時千座法
法をおこなうと開運に人生が変わります.この法は貧困からの脱出することができます.貧しきものをして速やかに富ましむる法です。



生霊死霊除金縛法
身体を憑依している死霊を追い出し,健全な身体になります.病人は回復に向かい,霊障を除くことができます.



走人足留法
走人(家出人・行方知れず)の足を止めて直ちに家に帰らす法です。



諸病悉除薬師如来法
眼病難産其の他諸病悉除の秘法です。



三密観法
神仏に願いを唱えれば利益広大なり、この法を用いれば如何なる蟲も全治することになります。



神仏開眼大法
神仏開眼の時この法を用いれば福徳絶大なりの真言秘密の大法です。



観音菩薩の六秘法
観音の中でも最も霊験の高い千手観音の秘法です。
術者が六秘法の印と真言を唱えれば七世の宿命を夢で知ることができ、善神が常に加護し、悪人を寄せ付けない、という力が身体に入ります。



孔雀明王の延命持仙秘法
秘中の法として一流をなしている。修験道山伏派は最もこの法を尊重しその呪力に依りて持明仙となり延命長寿することを得て、又深山幽谷に住するときはこの呪に依りて一切の障害を免れ極めて安穏を得ることができます。


水天龍王の秘密修法
水難の被害から救われます。 



摩醯首羅天の男女招呼秘法
この法は単独に修法されしことなきも、男女招呼、特に女を得んとする時に用いれば大なる効果が現れます。



鬼子母神の現身髑髏使役秘法
財宝を求むる法、愛敬を得る法、夫婦和合の法、治病の法、除毒の法、安産祈願の法なども全て前記の印明を結誦することによって成就するものなり。

また人を呪うときは髑髏を供え大呪印契をもって加持すること二十一遍、又は壱百八遍にして、密かに相手の宅内に置けば凄まじき呪の効果があるであろう。



茶吉尼天神変不可思議秘法
自分の命と引き換えに行なわれるため一時封印されていたこともあります。
行法は善悪共に効験あまりに凄まじきゆえ秘中の秘として扱われている大秘法なのです。