マントラというのは、波動です。
その存在の世界に届くものです。知性では理解できなくても波動は確実にその見えない存在に届くので人はマントラという方法で見えない存在と関わり、自分の力ではどうしようもないことは、その偉大な力に依存してきました。


その見えない世界の力が大きく動きます。


密教法具のカリチカとは、全ての物質を切断すると云われているマハーカーラや荼枳尼に持たれた武器です。

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ヒンドゥー教のシヴァ神の化身であるマハーカーラは、インド密教に取り入れられ、“マハー”とは大“カーラ”とは時あるいは黒(暗黒)を意味するので大黒天と日本では呼ばれています。

あるいは大暗黒天とも漢訳され、青黒い身体に憤怒相をした護法善神です。

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ただし、本カリチカのモデルとなっているのは、馬頭観音です。
馬頭観音は、仏教における信仰対象である菩薩の一尊。
観音菩薩の変化身の1つであり、六観音の一尊にも数えられています。


観音としては珍しい忿怒の姿をとります。


ヒンドゥー教では最高神ヴィシュヌの異名でもあり、馬頭観音の成立におけるその影響が指摘されています。
他にも「馬頭観音菩薩」、「馬頭観世音菩薩」、「馬頭明王」など様々な呼称があり、衆生の無智・煩悩を排除し、諸悪を毀壊する菩薩である。


転輪聖王の宝馬が四方に馳駆して、これを威伏するが如く、生死の大海を跋渉して四魔を催伏する大威勢力・大精進力を表す観音であり、無明の重き障りをまさに大食の馬の如く食らい尽くすといい、師子無畏観音ともいいます。


他の観音が女性的で穏やかな表情で表されるのに対し、馬頭観音のみは目尻を吊り上げ、怒髪天を衝き、牙を剥き出した忿怒(ふんぬ)相である。このため、「馬頭明王」とも称し、菩薩部ではなく明王(みょうおう)部に分類されることもあります。


また「馬頭」という名称から、民間信仰では馬の守護仏としても祀られる。
さらに、馬のみならずあらゆる畜生類を救う観音ともされ、六観音としては畜生道を化益する観音とされます。


「馬頭」を使った呪いがあります。
祟りともいわれる恐ろしい呪術で死ぬまで呪いは解けません。

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