先祖からの因縁は、先祖の行ったことがその子孫にも影響しているということを意味します。
因縁には先祖の良い行いからくる徳分と、先祖が犯した罪や穢れなどのマイナスのものがあり、このマイナスの因縁によって私たちの身に災いが降りかかることも実際にあることなのです。


先祖因縁とは先祖の良い行為や悪い行為がともに子孫に影響することを言います。
先祖代々その家にまつわって起こる問題で、この先祖因縁を大別すると三つに分類できると思います。


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1. 肉体的因縁

いわゆる遺伝と言われるもので、毛髪の濃い・薄いや背の高い・低いなどの性質的なものです。また、先祖の方にガンで亡くなった方がいるなどの肉体的なものもあります。
たとえば、先祖に薄毛の人がいれば、子孫たちにも薄毛の人が多いのは遺伝であり、先祖作用でもあります。



2. 精神的因縁

自分の気持ちを通じて見たことを、無意識のうちに実際の行動に移してしまう現象を言います。
たとえば親や祖父母の悪い行為を見て、「親の血が流れているから」と言い訳をして同じ行為をしてしまうようなことで す。ですが、逆に反面教師にして努力することで親や祖父母たちがつくった因縁を断ち切ることもできます。



3. 霊的因縁

最もややこしく、最もシビアで最も家系に影響を与えているのが霊(情)的因縁です。
理由は恨み・つらみ・憎しみ・苦しみ・喜びなど人が持つ喜怒哀楽を左右し、因縁を与える人にも与えられる人にも大きな影響が出るからです。
 

人間の感情はただの思いにとどまらず、現象として人に影響を与えるだけの力を持ってしまいます。
例えば人から憎まれたり、恨まれたりした人は変死すると言われています。(俗に変死は変死を呼ぶと言います)このように一軒の家で代々自殺、事故死、溺死、という変死のあった家系では、また子孫が変死する可能性があるのです。


人から恨まれるのは相手が納得していないからです。
恨みの感情をきちんと受け止め、世の中のために一生懸命生きるしかこの因縁を解く方法はないといわれています。

また感情そのものの問題だけでなく、お金に関する問題もからんできます。金銭的なトラブルは感情的なトラブルに発展しやすく、恨みをかいやすいからです。

特に遺産争いは骨肉の争いになり、親の供養もしなくなっていく例が多いようです。
親や先祖に端を発する先祖因縁を、自分勝手な行動でさらに深刻なものにしてしまうのは自分自身なのです。

その行為によって新しい因縁をつくることになり、子供・孫・ひ孫、その先の子孫にも影響を与えてしまいます。あなたの生き方は子孫に反映されてしまうのです。


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先祖因縁


先祖のもたらす因縁により子孫が苦しむケースは意外に多いようです。 たとえば、こんな事がありました。
 先祖が殺生した小動物の霊が起因となり、家人を悩ませていたものがありました。また、お孫さんが小動物を殺生した内容と同じようにしてお亡くなりになった場合もありました。

その後に残るのは、実際にそれらの動物を殺生したという先祖の行いについての「因縁」です。
当然それらの殺された動物は子孫にもとりついておりまして、なおかつ殺した先祖本人にも生前から死後をも、とりついてしまうのです。
 
先祖も不幸ですが、こういった行為で抱えた因縁は、強制的に解消することは大変難しく、長時間の浄化が必要となります。
 
先祖因縁は子孫には関係の無いことのように捉えがちですが、それが、この世で一番強い結びつき「血縁」というものですから仕方ありません。

この血縁の結びつきはどなたも逃げることができません。
しかし、今世の人たちは「なぜ自分が見たことも会ったこともない先祖の罪をかぶらなければならないのだ!」と鼻息を荒々しく訴えてきます。

そこがまた「今世因縁」の始まりとなってしまいます。
先祖の犯した罪は家人が先祖を供養することで、今世にはその悪しき関わりは緩和されるものなのです。
先祖は私たちの血ですから、先祖の供養をして、先祖の浄化をすることによって自己浄化になり、自分の血を浄化するものと同じことです。
 
先祖霊は頼るところは子孫しかありません。重病で死んだ先祖は苦しさのあまり子孫に頼ります。頼った結果、子孫も先祖と似た病気で苦しむことになるのです。
また事故や怪我で死んだ先祖も供養を求めるあまり、子孫が事故を起こすように追い込む場合があります。
 
命を盗ろうと考えていないのに、自分と同じ境遇になることで、己の存在をアピールしているのです。
事故で亡くなったり病気で亡くなったりしますと、よほど神仏に深い境地になっていないと死んだときの痛みから逃れることがなくなるのです。

いざ自分が先祖と同じ境遇になったら、こんなに体が痛いのに誰も手当てをしてくれない、と思えば可愛い子孫に頼るのは人の心情でしょう。



悪い先祖がいたら

運不運の原因はほとんどが先祖の因縁にある……ということは、運を良くしようと思ったら、その因縁を良い方向へもっていけばいいわけなのです。
 
理屈だけ考えると非常に簡単ですが、一口に先祖といっても、あなたから出発して父母、その父母、さらにその父母というふうに家系を遡って十代前まで数えると全部で1024人にもなります。

あなたの直系だけ辿ってもこれだけの先祖が関係しているのです。私たちの先祖はそれこそ無数にいるといっていいはずです。先祖の因縁も気が遠くなるような数にのぼるはずです。

先祖の因縁は三代前、七代前、十二代前のものが特に強く現れることがわかっています。
遠い先祖から連なる歴史のなかに、私たちは生きているのです。
 
先祖のすべてが徳を積んだ善人であるとはかぎりません。なかには極悪人がいたかもしれません。
普通の悪人ならたくさんいたことでしょう。

そういう先祖の霊は、霊界の敷居をまたぐことを許されず、迷い、苦しんでいるのです。苦しさから逃れるために「助けてほしい」と子孫にすがりついてくる霊も中にはいるでしょう。
 
浮かばれない霊に取りつかれたら幸福はどんどん逃げてしまい、病気であればその病気をもらってしまいます。

 
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因縁の種類

因縁の種類は、特定の新興宗教が説く運命を因縁に置き換えた時の分類です。
しかし、仏教にはこのような分類で、因縁と言う言葉の使い方はありません。


・横変死の因縁
  事故、他殺、自殺のいづれかで亡くなる不幸な運命

・刑獄の因縁
  犯罪などに係わり服役処罰を受ける運命

・肉親血縁の因縁
  肉親同士が争い合う運命。醜い場合は殺しあう

・家運衰退の因縁
  家の運気が衰退し、活気がなくなる・没落する

・肉体障害の因縁
  怪我・手術など、肉体に障害を持つ運命

・癌の因縁
  文字通りガンになる運命

・循環器系障害の因縁
  心臓、肝臓、腎臓など循環器に障害を持つ運命

・呼吸器系障害の因縁
  肺や気道など呼吸器に障害を持つ運命

・脳障害の因縁
  脳に病気や障害を持つ運命 精神病(者)も含まれる

・中途挫折の因縁
  ものごと7,8分で挫折する 男性に多い

・夫婦縁障害の因縁
  結婚生活が不運である

・後家の因縁
  30代くらいには、夫と死別する

・色情の因縁
  男女間の問題で苦しむ 恋愛 不倫

・運気不定浮沈の因縁
  一生根無し草のような人生をあゆむ 路上生活 売春

・夫(妻)の運気を剋する因縁
  配偶者の運気をはなはだしく悪くする

・逆恩の因縁
  恩人にはなはだしく迷惑をかけ 孤立する

・財運水の因縁
  金は入るがそれ以上に出て行く 無理に貯めると破綻する

 ・偏業の因縁
  特定の職業以外では成功できない 芸能人 水商売 芸術家など

・頭領運の因縁
  人の上に立つ運命をもつ

・番頭運の因縁
  補佐にまわることにより成功する運命


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因縁因果のしくみ


花が咲き実がなる姿を、ひとつの結果という言葉で表現するなら、そこには当然原因があるわけですが、では原因はとなると、昨年の実が土に落ちたり、宿根があったからで、そして種や根は、土や水分、養分、光合成という縁があってはじめて成長をし、やがて花が咲き実をつけることになります。


これは原因と結果は縁によって成されることをお話しましたが、これは人生にも当てはまる宇宙の法則ではないでしょうか。
 

因縁因果は別の言葉でいえば循環の法則をいったものなのです。何故なら原因と結果は相互に関連して繰り返すものだからです。
 

人の心が病むにはそれだけの原因があります。悪を思えば悪、善を思えば善の果が返ってくることになり、このような原因と結果の相互関係は極めて宿命的な関係であって避けることのできない性質をもっています。



因果応報

そもそもの遠因は、人間が創造主である(いわゆる神々)の庇護のもとから独立し、自分勝手な行動を行っている事に起因します。

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